村山医療センター
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スタッフに聞く

あきらめたら終わり、難しい患者さんがたくさんいる


八木 満 (やぎ みつる)
村山医療センター 整形外科 医長


yagi 世界一の権威、ボアチ先生の下で学んだ八木医長。前回は、外科医の技術論がはじまるかと思いきや、医師としての人格を強く語られました。

八木医長の医療への取り組む姿勢を掘り下げて聞いてみます。


手術を不安に感じたことはありますか?

聞き手:側弯症の手術は難易度が高いと言われました。患者さんの身体を預かる大きな手術ですから、手術が怖いと感じたことはありませんか?

八木:手術に臨む前にできる準備をすべて行って、手術中に戸惑うことのないようにしています。

聞き手:術前準備とはどのようなことですか?

八木:手術に臨む前にやることはたくさんあります。先ず患者さんをよく診ること、学術的にどのようにしたら良いかよく考える、調べる。ひたすらそれを繰り返すしか、手術前の不安を拭う方法はありません。

yagi 聞き手:事前準備は、一流の条件かもしれませんね。

八木:自信を持って手術を行うには、裏付けとなる研鑽が必要かもしれませんね。やるだけのことはやったから手術中に迷うことはありません。

もうひとつ、ボアチ先生に言われたことがあります。

「自分の思い通りに手術をやっても結果がともなわないことがある。自分のやり方を貫くことが必ずしも正しいことではない。」と。

聞き手:信念に柔軟性が加われば、頼もしいですね。

患者さんの手紙に励まされる

yagi 聞き手:お話をうかがっていると、八木先生は医者という仕事がお好きなのですね。

八木:私にとって大変やりがいのある仕事です。手術後、患者さんからお手紙をいただくことがあります。患者さんから感謝されることは大変な励みになります。

聞き手:患者さんの期待に応え続けるのは大変なことですね。

八木:その分充実感がありますので大変だと思うことはあまりありません。

患者さんの期待に応える最適な医療

聞き手:できれば手術はしたくないというのが患者さんの本音ではないでしょうか?

八木:手術をするのも決断ですし、手術をしないのも決断です。大きな手術から内視鏡手術まで、患者さんの状態にあわせた治療を行わなければなりません。患者さんの御意見を最大限に尊重しながら治療の方針をご相談して決めていきます。もちろん手術の必要がない患者さんは、内服薬や注射、リハビリテーションで対応いたします。

この国のために働きたい

yagi 聞き手:ところで、八木先生は、日本だけではなく、アフリカでも貧しい子供たちのために手術をされる。海外で活躍の場を求めるというお気持ちはないのですか?

八木:恩師のボアチ先生が祖国のために働きたいとお考えだったように、私も自分の国、日本で働くことを希望しています。嬉しいことにボアチ先生からはアメリカに来ないかというお誘いもあります。そこは、自分の国で働きたいということで、納得していただいています。

聞き手:ところで村山医療センターは、医療に対して使命感を持った先生が多いように思えます。

八木:それは村山医療センターが培ってきた医療への取り組む姿勢によるところが大きいのではないでしょうか。大谷清元院長をはじめ、諸先輩方が全身全霊を傾けて医療に取り組んできました。村山医療センターは、整形外科医の養成機関しれませんね。。

聞き手:大谷学校の生徒は、研究熱心になるわけですね。


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