村山医療センター
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スタッフに聞く

ウサイン・ボルト選手は脊椎側弯症


八木 満 (やぎ みつる)
村山医療センター 整形外科 医長


yagi ウサイン・セント・レオ・ボルトは、ジャマイカの陸上競技短距離選手。ロンドンオリンピックでは100m走で世界記録を樹立、人類史上最速のスプリンターです。

八木医長は、NHKスペシャル ミラクルボディー第1回「ウサイン・ボルト 人類最速の秘密」では側弯症について監修をされました。



側弯症で苦しむ人の励みになって欲しい

聞き手:ロンドンオリンピック直前にNHKが放送したNHKスペシャル ミラクルボディー「ウサイン・ボルト 人類最速の秘密」を興味深く視ました。ボルト選手の走りを科学の目で分析するだけではなく、生まれつき抱えていた脊椎側弯症に触れていたことは、とても印象的でした。

八木:側弯症で、苦しんでいる多くの方の励ましになったのではないかと思います。ボルト選手は手術してはいないのですが、アメリカでは、女子プロゴルフ世界ランキング3位のステイシールイス選手は数年前に側弯症で当時の私のボスのところで手術を受けています。

聞き手:人間のもつ可能性は素晴らしいですね。ところで、番組NHKスペシャル ミラクルボディー「ウサイン・ボルト 人類最速の秘密」に取材協力をされたと聞いているのですが。

八木:NHKから取材申込みがあった時は、ウサイン・ボルト選手が側弯症とは知りませんでしたので、詳しくお聞きしたときは驚きました。痛くて練習もできなかったはず。個人差はありますが、側弯症を抱えながらも、世界最高水準のスポーツができるということは、多くの方にも知っていただきたいことです。

聞き手:ウサイン・ボルト選手の言葉、「背骨が僕を育ててくれたのかもしれない」は、とても印象的でした。


村山はまれな病院 選ばれた医師がいる

yagi 聞き手:先生の活動の場、学会についてですが。私は学会というものがよくわからないのですが。

八木:患者さんの治療をより良くすることが本来の目的です。学会では、病気に関する研究成果を発表し、議論することで医師としての専門性を高めます。第一線で活躍する医師たちの経験や知識を吸収することができるわけです。

聞き手:八木先生が所属されるアメリカ側弯症学会(Scoliosis Research Society)は、世界で最も権威のある側弯症学会と聞いております。権威とは何を意味するのでしょうか?

八木:アメリカ側弯症学会(Scoliosis Research Society)の社会への貢献度、それとメンバーの厳選でしょうか。5人推薦、それにともなう実績などが審査された上で、はじめてメンバーになれます。

聞き手:簡単にはメンバーにはなれないのですね。

八木:日本人メンバーはおおよそ40名ほどでしょうか。村山医療センターには、アメリカ側弯症学会(Scoliosis Research Society)のメンバー3人、朝妻院長、町田臨床研究センター長、私がおります。

聞き手:それはすごいことですね。

八木:3人もメンバーがいるのは、おそらく北海道大学病院とこの村山医療センターだけではないでしょうか。(おそらく現役で3人以上いるのは当院だけだと思います。)


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