独立行政法人 国立病院機構 村山医療センター

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チーム医療

医療安全管理室

令和5年4月、新たな医療安全管理係長を迎え新体制でスタートします。
医療の安全性を高めるためには多職種の連携・協力、チーム医療が必要不可欠です。また、患者さんやそのご家族もチームの一員です。一緒に安全・安心な医療に取り組んでいきましょう。

令和5年度 村山医療センター 医療安全管理のための基本姿勢

1.患者の安全を第一に考えること
2.実施前に今一度、立ち止まって考えること
3.疑問や不安は声に出して確認すること
4.「医療者」としての自覚を持ち、個人情報保護に留意すること 
5.必ず連絡!報告!相談!をして多職種での情報共有に努めること

医療安全管理室の役割

1.安全管理に関する病院内の体制構築に参画し、委員会等の各種活動の円滑な運営を支援する。
2.医療安全に関する職員への教育・研修を執り行う。
3.ヒヤリ・ハット事例など院内で起きるインシデントについて、情報収集、分析を行い、現場スタッフや専門部会とともに有効な対策立案に努める。
4.事故発生時には初動対応、再発防止策立案、発生予防および発生した事故の影響拡大防止に努める。
5.安全管理体制が機能するように支援することで、安全文化の醸成を促進する。

令和5年度 医療安全管理部門 重点課題

個々の医療スタッフの専門性を追求するとともに、職員間・多職種間の相互信頼に基づいた連携と補完により医療安全文化を醸成する。

インシデント報告

院内で起きる様々なインシデント事例(事故に至らなくても“ひやり”としたこと、“ハッと”したこと:ヒヤリ・ハット体験)についての情報を取集・分析し、対策立案やマニュアルの作成・見直しを行います。
事象レベルの低い(ヒヤリ・ハット)報告をなるべく多く収集し、有害事象が起きる前に事故防止の方策を考えることが大切です。報告されるインシデント件数が多いほど、病院の医療安全文化が醸成されていると言われており、基準は病床数×5(当院では303床×5=1,515)であり、報告件数が毎年2,000件を超えている当院は、職員の医療安全に対する意識が高い組織と評価できます。
集まった報告を3つの専門部会(薬剤班・患者誤認防止班・転倒転落防止班)で検証し、事故防止のための提言を行っています。

インシデント報告件数

(件)
  4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月  合計
令和2年度 139 118 153 196 196 214 207 173 181 140 148 192 2,057
令和3年度 194 208 244 185 173 160 178 206 203 190 162 209 2,312

事象レベル 3a 3b その他
ヒヤリ・ハット報告 アクシデント報告
令和2年度 586 204 613 580 4 0 0 70 2,057
令和3年度 535 237 809 677 2 0 0 52 2,312

事象レベル別 分類

(件)
  薬剤関連 転倒転落 チューブ類の管理 患者誤認 その他
令和2年度 247 225 107 48 1430 2,057
令和3年度 359 218 182 52 1501 2,312

インシデント内容分類

(件)


専門部会(リスクマネジメント部会)の活動

院内各部門には医療安全推進担当者(リスクマネジャー)が配置され、それぞれの部署におけるインシデント発生時の対応のほか、3つの専門部会に属し、事例の分析、マニュアルの見直し、院内巡視、医療安全のための啓発・教育活動を行っています。




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