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コロナに思うこと -元患者さん マセソン美季さんからの手紙-


パラリンピック金メダリストがコロナに思うこと

元患者さんのマセソン美季さん(パラリンピック金メダリスト、カナダ在住)から当時の主治医に手紙が届きました。
みなさまのコロナウイルス対策に役立ててみてはいかがでしょうか?

私が暮らすカナダのオンタリオ州では(マセソン美季さんの手紙より)

世界中で新型コロナウイルスが猛威を奮っておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
医療現場で働いてくださる皆様、そして外出自粛の生活を支える最前線を担ってくださっている皆様には、感謝の気持ちでいっぱいです。

私が暮らすカナダのオンタリオ州では、3月17日に非常事態宣言が発令され、23日から首都封鎖が徹底されています。違反すると750- 5,000ドルの罰金です。営業が認められているのは、病院、薬局、ガソリンスタンド、スーパーなど、最低限の業種のみです。入場規制や消毒の徹底、さらに会計待ちの列でも人との距離をとる対策がなされています。町はゴーストタウンのようです。高齢な義父母、抗癌剤の治療を終えたばかりの友人をウイルスから守る為、食品などは、まとめて夫が買い出しに行くなど、助け合っています。

「2020ルール」広めてみませんか?(マセソン美季さんの手紙より)

カナダ政府は「手洗いは20秒以上、人との距離は2メートル以上。と呼びかけています。私は勝手に感染防止『2020』ルールと名付けてみました。
· 【20】手洗いは20秒以上
·  【2】 人との距離は2メートル以上
·  【0】 それができないという言い訳や、例外は0(ゼロ)


【20】秒以上の手洗い、【2】メートル以上の人との距離、それができないという言い訳は【0】 !

「2020」を徹底して当たり前の日常を早く取り戻したいと思っています。
先生の周りでも、ぜひ、『2020』ルールを広めてください。

マセソン美季さんについて

1973年生まれ。大学1年時に交通事故で車いす生活に。98年長野パラリンピックのアイススレッジ・スピードレースで金メダル3個、銀メダル1個を獲得。カナダのアイススレッジホッケー選手と結婚し、カナダ在住。2016年から日本財団パラリンピックサポートセンター勤務。国際パラリンピック委員会(IPC)教育委員も務める。 (写真は2015年5月30日 村山医療センターにて当時の主治医と)



関連リンク:
患者さんとのエピソード(長野パラリンピック金メダリスト 松江美季(マセソン美季)さん)

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