村山モデルの検証
優先接種で見えてきたもの
市内優先接種228人の1回目が終了しました。
これまでは村山医療センター内の職員や武蔵村山病院の職員に接種していたため予め情報共有が可能であり、特に混乱なく終了していました。今回初めて外部の方に接種を行ったためいくつか問題点が上がってきました。
今回の新型コロナワクチンはこれまでのインフルエンザワクチンなどとは異なった特性があります。
- ①ワクチンはディープフリーザーで保存されるため解凍に時間がかかる。
- ②1バイアル(1本)から6回分の注射器に分注する必要がある。
- ③分注してから6時間以内に注射が必要。
- ④1回目接種後3週間で2回目の接種が行われる(土曜日に打った方は3週間後の土曜日に2回目が接種されます)。
予定された時間に予定された人数(予約スケジュールを守っていただくこと)
つまり予定された時間に予定された人数でないと大幅な無駄が生じてくることになります。
例えば今回少し悩んだのが、
- ・会場や日にち、時間を間違えて来院される方がいらっしゃる。
- ・当日体調不良で接種中止となった。
- ・予約したつもりで予約されていなかった。
- ・1回目は接種できるが2回目の日程は都合が悪い。
今回来院された方はみなさんがワクチンを無駄にしないようご協力していただき、それぞれの都合をあわせてぴったり過不足なく接種が終了しました。
今後はもしワクチンが余った時にどう利用するのか考えておく必要があります。
村山モデルの優秀性
さてたくさんの方に効率よく接種していく村山モデルですが、問題なく稼働しました。しかしやはり医師と看護師の腰にかかる負担は予想より大きかったです。
アレルギー体質の方、過去にアナフィラキシーを起こした方、注射後の気分不快になった方など数名の方には30分病院にて観察が行われましたが特に問題なくお帰りいただきました。
武蔵村山市の高齢者のワクチン接種
武蔵村山市の高齢者のワクチン接種ですが、5月6日から武蔵村山市役所のホームページで受付が開始されます。当院での接種は5月22日土曜日からです。必ず武蔵村山市役所で予約をおとりください。当院では予約をとることはできません。
村山モデル関連記事
村山モデルの報告、
新型コロナウィルスに対するワクチン投与について